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なじょしてる通信 №234

№234 2012年 4月 1日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


特別委員会で中間報告
 東日本大震災及び原発事故対策調査特別委員会は、昨年5月11日に正副議長を除く全議員21名によりに設置されています(委員長:渡部一、副委員長:小川尚一)。
 設置以後、計26回の委員会を行っていますが、3月議会最終日の23日に中間報告を行っています。
 最後の部分の「今後の活動の方向」だけ紹介します。
 
 南相馬市は千年に一度といわれる大きな地震と津波によって、筆舌に尽くしがたい犠牲をこうむりました。そして「人災」である原発事故により、市民は「生きる場」から切り離されています。
 大震災から一年を経過したにもかかわらず、南相馬では復興どころか復旧もままならない状況にあります。これは、震災の被害が甚大であっただけではなく、原発事故がその行く手を阻んでいるからにほかなりません。そして、原発事故の原因者である国と東京電力の遅すぎる対応のためであります。

 震災からの復旧復興に向け、本市が当面する課題は山積しております。
① 瓦れき処理
② 徹底した除染と、汚染土壌等の適切な処理
③ 暮らし・生業を取り戻すための原発事故の完全賠償
④ 海岸地域の防災復旧と農地・漁港等の復旧
⑤ 危険地域の集団移転と災害公営住宅の早期実現
⑥ 生活の全てにわたるインフラの復旧
⑦ 教育の復旧
⑧ 医療・介護の復旧
⑨ 農林水産業、商工業等のすべての産業の復旧・復興
⑩ 健康管理の徹底と、それを保障する18歳以下の子供の医療費の無料化の実現
⑪ 県内全原発廃炉までの新たな防災体制の整備(安定ヨウ素剤の全世帯配備を含む)
⑫ 原発からの直線距離で線引きされたことによる差別的対応の解消
などであります。

 本市は、これらの課題に対してより一層のスピード感をもって取り組んでいく必要があります。同時に国県に対しては、地域の再生のための特別法の制定や財源の十分な交付、自主財源が確保できる産業・経済の復旧と育成措置の実現を図るよう強力に要請し、一刻も早い本市の再生・自立を実現させなければなりません。
 
 また原発事故については、事故の収束に向けた工程表のステップ2が達成されたとは言うものの、原子炉の完全なる冷温停止がなされたとは到底言いがたいものであります。
原子炉の継続的かつ安定的な冷却、そして完全なる廃炉をせずして、真の安全安心な生活を取り戻すことはできません。
 「人災」による同じ過ちを繰り返さないために、国と東京電力に対しては、事故の収束と事故にかかわる一切の情報の迅速な公開、さらに原発事故の徹底した原因究明と検証を求めてまいります。
あわせて本市においても、放射線モニタリングや徹底した除染を行い、その結果をすべて公開し、市民の安全安心を求める声に応えなければなりません。
 
 震災からの復旧復興に向けた本市の取り組みは、その途についたばかりでありますが、本市の復旧復興に向けては、市民一人一人の生活の再建をその基本とするべきであります。
南相馬市議会は、山積する課題を克服し世界に誇る南相馬の再興のため、南相馬市及び南相馬市民と手を携え心を一つにし、今後も尽力してまいります。

 以上をふまえ、本委員会は市民生活に寄り添いながら更に調査を継続していくものといたします。

新たに選ばれた監査委員
 佐藤俊美代表監査委員(小高区岡田)が退職したことに伴い、次の方が新たに監査委員として指名され、議会では全会一致で同意されました。
 高倉一男氏(原町区上町:63歳)

新たに選ばれた教育委員
宮本晴一氏(原町区旭町:43歳)

新たに選ばれた人権擁護委員
 大友祥子氏(再任:小高区神山:69歳)
 志賀ケイ子氏(再任:小高区川房:67歳)
 渡辺金作氏(新任:小高区岡田:61歳)

一の一般質問③
 一般質問内容の要旨の続きの続きです。

Ⅰ 収束していない原発事故からの緊急対応策を
 ① 安定ヨウ素剤を今すぐ全世帯に配備を (の続きの続きです。)
【質問】 3月11日大地震で議会は休会となり、私は自宅と近所のみなさんの安否確認に向かった。自宅から東400m地点が津波の到達端でした。
 とんでもない津波だと確認し、私一人の力ではどうにもならないと判断、そのつど現場確認をしながらも、小高区役所につめた。

 救援活動をしながら、12日、テレビで報ずることをつなぎ合わせると、重大な原発事故を察した。いわきナンバーの車がどんどん北上している事実からも察しられた。
 「ヨウ素剤の服用を要すること。」「少なくとも、配布する準備を急ぐこと。小高区にはヨウ素剤があります。」と、小高区災害対策本部に強く進言した。

 昼前、県を名乗る男が段ボール箱に入ったヨウ素剤を届けていった。どのような事態なのか伝えないどころか、配布、服用の指示・指導すらしないままだった。
 昼直後、今度は国?(オフサイトセンターと名乗ったように聞こえた。)が、段ボール箱に入ったヨウ素剤を届けていった。これも、ただ単に届けていったに過ぎない。

 何も具体的情報が入らないままで小高区役所長は、困難な判断を迫られていきます。
ヨウ素剤服用には、医師の指示が必要だ。10㎞先の市役所にいる市長にも連絡が取れない。
 ヨウ素剤を誰がどうやって小高区民一人ひとりに配布するのか、服用の仕方をどうやって伝えるのか、誰の責任で服用を指示するのか。困難だ。やっぱり全世帯に配備・保管を実現しておくべきだったと悔やんだ。
夕方近く、小高区役所長はヨウ素剤配布を決断します。しかし、最低でも市長の支持(指示?)を求めなければなりません。

 私は、市長を説得するために、居合わせた志賀議員に同行を求めた。せわしくも次々に指示をしている市長を捉まえ、手早く状況を伝えた。市長は、小高区にヨウ素剤があったことも、国、県からヨウ素剤が届いていることも知らなかったようだ。
 「私が服用を指示したことで、罪に問われることは無いか。」と心配する一幕もあったが、私は「市長には服用の指示権限はない。しかし、罪に問われるようなことになれば、市民は市長を守る。」と断言した。
市長は時間をおかずに全てを理解し、何とかつながる事ができた衛星行政無線通信で、小高区役所長に配布・服用を指示した。

 停電が多く、真っ暗の道を小高に帰り急ぐ車の中で、私と志賀議員の耳に入ってきたラジオの声は「20㎞圏内の住民、避難指示」だった。小高区役所には、まだ「避難」の情報は届いていなかった。
 私たちが区役所に戻った時は、集落ごとに区分けした安定ヨウ素剤を前にして、決死の配布隊員に選ばれた市職員が、最後の打合せをしていた。

 「避難」を伝えると同時に、避難広報と、避難誘導に全区役所職員が立ちあがるしかなかった。
ヨウ素剤は、結局配付できないままに終わってしまった。

 あの場面でも、それでもヨウ素剤を配付、服用させるべきだったのではないかと私は、今でも迷い、悩み、悔やんでいる。


忘れてはならない卒業式
 3月23日、福浦小学校卒業生8人の卒業式に出席した。あいさつや式辞、卒業生の言葉には
 「学びの場所を何度も変えながら・・・」
 「全国に安全な地を求め・・・・」
 「入学時、女9人、男9人、計18人。それぞれの場所で卒業式を迎えた・・・・」
 「『学び舎』を巣立つ卒業生のみなさん・・・」
 「みんなにめぐり合えて良かった。生きていて良かった。さようなら『我が母校』・・・・」

 こんなにくやしくて、こんなに悲しい卒業式があろうか。
  卒業式の場は鹿島区の万葉ふれあいセンター。
   学び舎でないところから巣立つ卒業生。
    我が母校には立ち入ることもできずに、母校にさらうならを言う卒業生。仲間がバラバラにされて。
 福浦小学校で卒業式を迎えることができなかった卒業生・・・・。
   12歳の春を泣かせたのは誰だ。絶対に許さない。
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なじょしてる通信 №233

№233 2012年 3月25日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


環状1号線工事に
   1億2千万円
 2012年度一般会計予算は、放射能汚染からの除染、避難市民への対応、災害復旧等、大震災と原発事故から市民の命とくらしを守る大事な予算です。
 お金の面からも、市職員の業務の面からも、全てを市民の命とくらしを守る仕事に集中することが求められています。
 しかし、この予算の中に環状1号線の改良舗装工事1億2,100万円が計上されています。

なぜ不要不急の工事を?
 現在計画されている環状1号線は、駅前通りから南に向けて県営東ヶ丘公園までの728mのおっとまり道路です。
 2012年度では、全長728mの内の中間部分の、小野田病院のところから平成通りまでの240mを舗装するとしています。駅前通りまでは取り残された格好になります。
 何よりも、こんな時期に1億2千万円もかけて中途半端な工事をする必要はないと思われます。
 環状1号線工事をやめて予算を組みなおすべきであるとして、当初予算案には反対しましたが・・・・・。

小・中学校 扇風機からエアコンに変更
 鹿島区と原町区の小中学校に扇風機を設置する当初予算に、多くの議員からエアコンにすべきだと強い意見が出ていました。
 3月22日の議会最終日、追加の補正予算が提出されました。

 扇風機設置経費1,152万円を減額し、これまで扇風機が設置されていた学校も含めてエアコンを設置する予算8億5,380万円が追加されることになりました。
 財源は、ほぼ100%が県などからの補助で対応できることになりました。


12年度予算では④ 
 2012年度一般会計予算案の主な内容の続きの続きの続きです。

・友好都市交流 100万円
  鹿児島県瀬戸内町に訪問団を派遣。

・サービスエリア利活用拠点整備 4億6,312万円
  常磐道鹿島SAへ付随する施設の基本実施設計、進入路造成工事など。

・防犯灯設置 701万円
  小高10基、鹿島60基、原町100基。

・環状1号線整備 1億2,100万円
  中央通り~平成通り240m舗装など。

・地域防災計画策定 662万円
  大震災、原発事故を教訓に新たに策定。

・幼稚園預かり保育事業 4,477万円
  3区の市立幼稚園で実施。平日は18時まで、土曜日・夏休み等は8時から18時。

・マラソン大会補助 260万円
  野馬追の里健康マラソン、小高ロードレースへの補助。

・小高老人福祉センター災害復旧工事3,613万円

・おだか保育園災害復旧工事 86万円

・小高保健福祉センター災害復旧 3,655万円

・農地・農業施設災害復旧 25億3,500万円
  津波被災の農地、用排水路、農道など。

・農地農業施設県営災害復旧工事負担金  18億5,920万円
  小高区・原町区の排水機場、津波地区区画整理事業170ha。

・学校施設災害復旧工事 2,902万円
  小高区の全小中学校の校舎・体育館など。

国保・介護保険特別会計では

・健康診査事業 4,024万円
  40~74歳の国保被保険者を対象に。

・紙おむつ助成事業 2,964万円
  在宅の65歳以上寝たきり等高齢者に。3千円/月の利用券。


一の一般質問②
 私の一般質問は、3月8日に行いました。内容の要旨の続きです。

Ⅰ 収束していない原発事故からの緊急対応策を
 ① 安定ヨウ素剤を今すぐ全世帯に配備を  (の続きです。)

【質問】 
 この手段を講じるために、早くて7月上旬に工事に着手する計画を示している。挿入して、監視が開始される時期ではない。着工が7月上旬だ。では、使用可能になるのはいつなのか。
 東京電力の原子力・立地本部長代理は「作業する場所が狭いこと、放射線量が高く遮蔽できるかなど、全てが困難。」という始末だ。いつになるかは分からない。
 12月3日には、更に2号機の原子炉圧力容器底部の温度計の1つの値が急上昇し、故障していると判断している。
 一方、4号機燃料プール架台は鉄骨で補強されているが、大きな余震があれば倒壊してしまう恐れがあると、作業現場ではささやかれている。

 いずれ、原発事故の収束には程遠い状況であることは明らかだ。今後、完全に廃炉が完了するまでの間、いつ甚大な放射性物質の大量放出、水素爆発に匹敵する大量放出があってもおかしくない。そうなるあらゆる事象を想定して、対処しておくことが強く求められる。

 そこで本日は、収束していない原発事故からの緊急対応策・2つのことについて質問をする。

 1点は、安定ヨウ素剤の新たな配備を、それも全世帯に配備することを早急に求めることである。
 まず、小高区でのヨウ素剤をめぐる顛末に触れることにする。

 合併前、小高町議会で私は、再三にわたって原発事故に備えて甲状腺癌を少しでも予防するための、ヨウ素剤を配備することを主張し続けてきた。しかし、国、県、電力会社の姿勢がこれを拒んできた。
 原発事故は起き得ない。万万が一に事故があっても、重大事故は絶対になく、原発から10㎞の範囲での防災計画と、それに付随する10㎞圏内住民分のヨウ素剤の配備で事足りる、と言うものだ。

 小高町の南端から東京電力福島第一原発までは、直線距離9.7㎞だ。小高町は10㎞の範囲に入るではないかと主張した。
 町の答弁はきまって、「県に問い合わせても、おおむね10㎞であり、小高はおおむね10㎞の範囲ではない。国、県からはなんの援助も指導も受けられない。」というものだった。

 ようやく、江井町長の誕生の1998年に防災計画に原発事故を盛り込み、町独自にヨウ素剤の配備をする大きな決断をした。
 小高町でのヨウ素剤は、1万4千人全町民1週間分を町立病院に保管し、さらに各小中学校と幼稚園に児童生徒1回分を配備・保管することになった。

 1999年JCO臨界事故後にJCOの現地調査をした私は、ヨウ素剤は全世帯に配備保管し、万一の時には、防災無線で服用を指示するべきことを痛感し、このことを主張した。
 しかし、これは実現できないままになってしまった。
 残念でなりません。


目から汗が? 
 3月9日現在の福浦小学校の在籍者は35人。本来の児童数は118人のはずでしたから、30%です。金房小18%、鳩原小32%、小高小22%です。小高中学校は344人に対して100人、29%。

 その小高中学校の卒業式が、13日に鹿島小学校体育館で行なわれ、出席してきました。
 友達とバラバラになり、体育館を区切った教室、その後は仮設の教室。劣悪な環境で、それでも成長し卒業していきました。
 こんな環境にしてしまったのは、大人の責任です。「復興のために役に立って行きたい。」との卒業生の言葉に・・・・・。
     

なじょしてる通信 №232

№232 2012年 3月18日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


12年度予算では③
 2012年度一般会計予算案の主な内容の続きの続きです。

・敬老祝い金等支給  1,285万円
  77歳731人、88歳349人、99歳39人、100歳15人に祝い金・祝い品を支給。

・高齢者にやさしい住まいづくり助成   511万円
  60歳以上の高齢者が住む住宅改修費への助成。補助率90%。限度額18万円。

・緊急通報システム貸与 887万円
  65歳以上の高齢者のみ世帯へ貸与。24時間・365日対応する。

・特別保育事業補助 2,141万円
  私立保育園での延長保育実施等補助。

・地域保育施設補助 167万円
  無認可保育所運営補助。

※上記2事業などの子育て予算は、対象児童数の大幅減に伴い、予算も40~70%に減っています。

・乳幼児・子ども医療費助成 3,820万円
  通院は小学6年生まで、入院は中学3年生までの医療費無料化。

※原発事故関連は別として、南相馬市は県内で最も遅れている市町村の1つです。

・児童扶養手当支給 1億8,342万円
  ひとり親家庭の児童に所得に応じて支給。受給資格者685人。

・私立保育所児童委託負担 2億4,501万円

・子ども手当て支給事業 11億3,151万円
  中学校卒業前までの児童へ支給。

・放課後児童健全育成事業 6,966万円
  小学校児童の放課後対応。

・保育所一時預かり事業  1,544万円
  保護者の急病や勤務形態の多様化に対応した一時預かり。小高、鹿島、あずま保育園で実施。

・ひとり親家庭医療費助成 798万円

・生活保護扶助費   5億2,170万円
  生活保護法に基づき最低限度の生活を保障。前年度より2億6,841万円の減額。

・災害弔慰金      1億円
  大震災等により死亡した者(災害関連死を含む)の遺族に対して弔慰金を支給。生計維持者500万円、その他の 者250万円。

・民間住宅の応急修理 2,600万円
  災害救助法に基づく修理50件。52万円以内。

・緊急雇用対策  3億3,165万円
  警戒区域持出馬飼育、災害関連事務、商工業支援事務、河川や公園の草刈・清掃、文化財環境整備、放射線測 定、津波遺失物整理、災害廃棄物仮置き場管理、遺跡発掘調査、農用地台帳整理など。

・有害鳥獣被害防止対策 339万円
  防護柵設置補助。狩猟免許取得支援補助。

・有害鳥獣対策  620万円
  有害鳥獣捕獲隊編成。捕獲報奨金など。

・請戸川ダム・水系負担金、補助金  1億5,806万円
  国営、県営分の償還金に対して。

・農道・水路等維持管理 1,071万円

・市産材住宅建築促進補助 350万円
  市産材使用で市内工務店利用に補助。

・鮭繁殖事業補助 144万円
  鮭の採卵、孵化、放流の補助・3区合計。

・街路灯管理運営補助(小高) 117万円

・街路灯管理運営補助(鹿島) 180万円

・eまちタクシー(小高) 1,303万円

・企業立地促進助成事業 2,593万円
  工場を新・増設する企業に助成金を交付。

・中小企業振興資金貸付金 4億7,000万円

・野馬追い事業補助 4,561万円
  出場奨励金:108千円/騎ほか。

・浮舟ふれあい広場運営補助 150万円

一の一般質問①
 私の一般質問は、3月8日に行いました。内容の要旨は、以下の通りです。

Ⅰ 収束していない原発事故からの緊急対応策を
 ① 安定ヨウ素剤を今すぐ全世帯に配備を
【質問】 大震災と原発事故から、1年たってしまった。
 これほどの大震災であったと言うものの、1年を経過していれば、大幅に復旧が進み、新たな南相馬市、新たな市民生活の復興策が始まっていたことと思っている。
 残念でならない。原発事故が私達の前に、大きく立ちはだかっている。我が南相馬市は、復興どころか復旧もままならない状況に置かれている。
 特に、小高区全域と原町区の一部、警戒区域は、3月11日の大地震と大津波での被災のままだ。捜索のために、おおきなガレキの一部が数ヶ所に集積されているだけだ。

 一時立ち入りでの帰宅、議会特別委員会での立ち入りの度に、倒壊したままの住宅、破壊されたままの津波の爪あと、背丈以上に伸びている雑草だらけの田畑や宅地に、胸が締め付けられる。心が痛み、数日間はふさぎこんでしまう。

 このまま、国と東京電力の言いなりでの対策を待っているわけには行かない。
 原発事故は、明らかに人災だ。徹底した原因究明と、責任の所在を明らかにすることが求められる。同時に、原発事故のために奪われた、生活、生業、産業、経済、医療、介護、福祉、教育、そして精神的苦痛の全面賠償を、早急にかつ、将来にわたってさせなければならない。

 昨年末、政府は東京電力福島第一原発事故の収束宣言をた。 とんでもない。 がじゃがじゃに壊っちゃまんまで、原発の内部がどうなってっか、わがんねぇまんまで、いまだに大量の放射性物質が放出され続けているまんまで、差し当たり100℃以下になっただけだ。しかし、それすらどこまで信じていいのか。はなはだ疑問だ。
 原子炉監視温度計がどうなっているのか。2号機原子炉圧力容器底部にある3つの温度計の内、1つの指示値が先月上昇し、その後、故障と判断している。しかし、ぼじょごっちぇんのが1つの方ではなくて、正常とされている2つの方ではないのかとも、疑える。

 東京電力は3月2日、福島第一原発1号機、2号機、3号機の原子炉の温度を測る温度計の内、監視に使えるのは設置された温度計の7割に満たないことを明らかにした。
 1~3号機の原子炉圧力容器と格納容器の温度計は、本来219台設置されている。このうち、監視に使えるのは151台だけ、69%だけだ。問題になった2号機では、77台の温度計の内、監視に使えるのは34台、44%に過ぎない。
 使えない温度計を補強するために、実現可能性があると考えられる手段として、「圧力容器につながる配管に、温度センサーを挿入して監視する方法がある」と東京電力は報告している。


後悔なんか しんでねぇがった
 一般質問最終日の9日に大山議員の質問がありました。ヨウ素剤の配布にかかわって、「昨日、15番議員(渡部一)の質問で、14日に市長は(ヨウ素剤)配付指示はしたが、組織が機能しなかった旨の答弁があった。」として、質問が続きました。

 私は、ヨウ素剤配布をめぐって昨年の3月14日については、全く触れていませんでした。「組織が機能しなかった」とも発言していません。どうしても我慢ができずに『議事進行』に問題があることを議長に求めました。「事実誤認による発言であり、市民に誤解を招く恐れがある。」としました。
事実誤認を前提にした質問とは言え、初当選1.5年の大山議員の質問に対して『議事進行』をかけてしまったのは、少しかわいそうだったのではないかと、その後後悔していました。

議会運営委員会で、事の収拾をはかる協議中、大山議員に弁明を求めました。「質問の趣旨は、3月14日のことであり、渡部議員は3月12日のことを質問したのでしょう。質問趣旨こそ本質であり、間違ったことは言っていない。」と、訳の分からないことを言い張ります。
 私の日本語解釈が根本から間違っているのかと、心配しましたが・・・・・?

なじょしてる通信 №231

№231 2012年 3月11日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


12年度予算では ②
 2012年度一般会計予算案の主な内容の続きです。

・農地除染事業   66億5,280万円
  農地2,212haの除染委託。水稲の放射性物質移行調査(国直轄の警戒区域を除く)。

・校舎等線量低減化(樹木、遊具)4,386万円

・文化財施設線量低減等    7,799万円
  桜井古墳公園、羽山横穴、泉の舘跡、海老浜のマルバシャリンバイ。

・市民プール除染      839万円

・食品等放射能簡易分析 6,410万円
  自家消費野菜等を各生涯学習センターで、学校給食を小中学校等で分析。

・焼却灰等一時保管対策  3,893万円
  焼却処理施設、最終処分場などでの放射性物質測定及び放射性物質隔離経費。

・原発災害環境測定 3,267万円
  地下水核種濃度測定。空間線量率測定。

・個人線量計配布  4,731万円
  県内在住の高校生以下の子供と妊婦に。

・放射線被曝検診  1億964万円
  ホールボディカウンター検査、診察。

・工業製品放射線量測定 634万円

・臨時小学校開設事業 1億1,353万円
  仮設校舎の維持管理、スクールバス運行。

・臨時中学校開設事業  4,021万円
  仮設校舎の維持管理、スクールバス運行。

・複式学級解消  2,103万円
  原発事故による児童数減少で生じた複式学級に講師を配置し、学習支援を図る。

・小学校空調機器整備  702万円
  扇風機164台設置。

・中学校空調機器整備  450万円
  扇風機116台設置。

・子ども体験活動 259万円
  小学生の県内での自然・文化体験。

・幼稚園空調機器等整備   1,500万円

・特定疾患見舞金給付  7,800万円
  年額2万円。

・障がい児日中一時支援  1,185万円

・人工透析通院交通費助成 216万円


・老人ホーム入所委託  1億3,994万円
  高松ホームなどへの73人分。

・車いす同乗軽自動車貸し出し  36万円


小中学校に扇風機?
 表面の主な予算案の中にあるように、小中学校に扇風機を設置する予算案が提案されています。
 原二小、高平小、石一小、八沢小と原二中、鹿島中に設置するものです。
 被曝の恐れから、窓を開けての授業ができずに、2011年度でエアコン設置を強く要望されていたものです。年度内に実現ができなかったばかりか、2012年度提案はエアコンではなく、扇風機になってしまいました。

こんじぇ ええのが?
 南相馬市に戻らざるを得ない子どもに対して、これで良いのでしょうか。
 子どもは自らが住むところを選択できません。
 子どもは南相馬市の政治がおかしいと思っても、選挙権がありません。
 放射能の影響が大きいといわれる子どもが、です。

魔よけの赤? 情熱の赤?
 33歳の6月、減反問題を取り上げての初めての一般質問を思い出します。
 その後、1度も欠かすことなく毎定例議会(年間4回開催)で一般質問を続けてきました。大震災直前の3月9日が、100回目の一般質問でした。
 今議会の一般質問は3月8日。還暦を迎えての一般質問になりました。市民の命とくらしを守る強い意思の表示とあわせて、スーツの下は赤いカーディガンと赤いネクタイで身を引き締めて臨みました。

なじょしてる通信 №230

№230 2012年 3月 4日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


12年度予算では①
 2012年度一般会計予算の主な内容は、次の通りです。

・再生可能エネルギー導入促進事業 265万円
  関係機関との協議・先進地研修。

・まごころセンター(鹿島区)耐震改修 1億5,655万円

・集会施設整備補助 1,729万円
  山下、牛河内、堤谷、北新田公会堂。

・大震災追悼式開催  209万円
 2013年3月11日実施。

・災害派遣職員受入れ 1億9,177万円
  他自治体から20人、1年分。

・電気自動車普及促進事業  3,893万円
  電気自動車4台購入。急速充電ステーション整備5ヶ所。

・災害関連広報活動事業 2,787万円
  広報誌等を避難世帯に送付する。

・市外避難者支援事業 686万円
  80ヶ所での懇談会。帰還希望避難者へのバス運行。

・仮設住宅ごみ分別収集 1,490万円

・大震災の災害廃棄物処理 73億5,354万円

・市内避難高齢者緊急通報システム設置 373万円

・仮設住宅循環バス運行 873万円

・大震災遺児等支援金支給 1,660万円
  孤児3人、遺児53人。

・保健医療専門職雇用 636万円
  被災者の健康管理等のため栄養士1名、看護師1名雇用。

・県外避難者健診体制整備  300万円
  健診機会を確保するため健診機関と契約。

・被災農家経営再開支援補助 5億6,121万円
  原町区、鹿島区の農地災害共同復旧に支援金交付。

・被災農家農業機械・施設貸付支援  4億9,800万円
  植物工場300㎡、農業機械一式。

・植物工場推進事業  271万円

・新エネルギー導入補助  1,800万円
  太陽光発電設置補助100件分。

・防災集団移転促進 104億7,627万円
  津波災害危険区域からの集団移転地用地買収、造成工事(鹿島区8地区、原町区7地区)。

・災害公営住宅整備  29億6,150万円
  住宅が全壊し、再建困難者入居住宅用地取得、建設。
  小高区は万ヶ?Aと農協跡地に40戸、鹿島区は西町と西川原に40戸、原町区は市立病院跡地と大町駐車場に120   戸。

・仮設住宅浄化槽維持管理 5,807万円

・原町1中屋内運動場改築 5億8,218万円

・石神中校舎耐震改修 4億11万円

・小高中屋内運動場耐震改修 1億2,218万円

・上真野小校舎耐震改修 2,400万円

・警戒区域見守りパトロール 9,650万円
  4分隊を編成し、平日は夜間、日曜日は24時間のパトロールを実施。34人を雇用。

・線量低減化活動支援補助 6,900万円
  通学路や公園等の除染を行なう行政区やPTA等への補助。上限50万円(前年度実施団体は25万円)。

・生活圏除染事業 205億4,191万円
  除染計画に基づき警戒区域を除く除染業務委託経費。

・除去土壌等仮置場設置管理 41億6,245万円

・雲雀ヶ原祭場馬場走路除染 2,373万円

・公営住宅表土改善 5,548万円
  鹿島区13団地、原町区10団地敷地。

・公営住宅線量低減化 9,376万円
  上記団地の壁面や雨どい等の除染。

一の 一般質問 8日の2時すぎから?
 3月議会の一般質問は、7~9日に予定されています。
 私の質問は、第10番目となり、3月8日午後2時頃からになります。

私の質問通告の内容は、
Ⅰ.収束していない原発事故からの緊急対応策を
 唯一、甲状腺がんを予防することができる安定ヨウ素剤を全世帯に配備することを強く求めることなど。
Ⅱ.除染対策にかかわって

での、質問通告をしています。

転職ばやり?
 私共の第4子:光壮が京料理板前から調理士専門学校の先生に転職するまでのタイムラグを利用して1週間ほど南相馬市に来ました。10年ぶりの親子生活もうれしいものでしたが、京都においてきている光壮の妻子が心配でもあります。
 山形の第3子:陽子は助産師から保健師に転職とのこと。
 もっとも、住む地を変えて、私は農業兼業から議員専業に、チイ子さんは農業から介護の仕事に、第2子:寛志夫婦は野菜作りからみかん作り農家に転身しています。こちらは、けっして望んでのことでねーげんちょも。
プロフィール

watanabekaniti

Author:watanabekaniti
▼1953年(昭和28年)
耳谷生まれ 57歳。
相馬農業高校農業科、福島農業短期大学農業科卒業
▼資格 農業改良普及員。 
▼福浦農協、小高町農協、そうま農協で営農指導員として勤務し、4年前に退職。
▼1972年豊かな農村を創りたいと願い、日本共産党に入党。
小高町連合青年団事務局長 
県農協労連副委員長を歴任。 
▼町・市議会議員30年。

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