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なじょしてる通信 №353

№353 2014年10月26日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

再生エネ普及より
        再稼働優先

 福一原発事故以降、再生可能エネルギーの普及は広がりました。
しかし、総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は、わずか2.2%にすぎません。
 先進国とされるドイツの1割程度です。世界的に日本は大きく後れを取っています。
 今回示された再生エネ買い取り制度見直しが、再生可能エネルギーの普及に足かせをはめる可能性があります。
原発の再稼働を前提とした見直しであることは明らかです。原発再稼働が優先されるようにことは許されません。

 再生可能エネルギーの買取りを中断した電力会社は、「需給バランス」を問題にします。しかし、一部の地域で電力が余って不安定になるなら、電力需要の多い地域の電力会社に引き取ってもらう方法も可能です。
 送電線網の整備なども必要ですが、電力会社任せにせず、国の財政支援を増やすことが求められます。
 電気料金に含まれ、主に原発に使われる電源開発促進税(年間3,300億円)を買い取り費用などに使えば、家計の負担を抑えることができます。
 いずれ、原発再稼働を前提にすることをやめるべきです。

                                          

9月15日現在 市の復旧・復興は

防災集団移転(高台移転)
 ◆完了目標:2015年度
1.20㎞圏外
工 事 中   工 事 完 了
鹿島 寺内   南海老、北海老、南屋形、北右田、鹿島、上寺内1、上寺内2、上寺内3、大内、金沢1
 原町 小川町、上渋佐、
       萱浜1、萱浜2、本陣前、金沢2、北原 上高平1、上高平2、雫
・移転元の買取契約を2013年9月から開始。
・ 住宅団地の分譲契約を2013年12月から開始。
・ 北泉地区は廃止。

2.20㎞圏内
・ 計画していた住宅団地全部の11地区を廃止し、新たに小高市街地への計画を2014年度中に検討する。
・ 移転元の買取りは、2014年8月から個別に意向確認中。

仮設住宅
1.仮設住宅(建設型・市営住宅等)
 ◆仮設住宅総数:3,300戸(南相馬市2,943戸、相馬市254戸、新地町103戸)
 ◆入居総数:2,943戸(89.1%)
1.民間借り上げ住宅
 ◆受付件数:5,187件(原町区内:1,440件)

市立総合病院  9月29日現在
 ◆病床数230床:入院患者数117人(50.9%)

                                                              
要支援・要介護認定者の状況  8月末現在 (単位:人)
要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 合計
11年2月末 262 328 360 461 348 535 467 2,761
14年8月 436 481 560 552 495 561 426 3,511
震災直前比174 153 200 91 147 26 △41 750

9月議会での
寬一の一般質問④
 私の一般質問は、9月11日に行いました。内容の要旨の続きは、以下の通りです。

  いい加減な除染を許すな
ⅱ 小高東部などは避難指示まで間に合わせるとして、手抜き除染をしようとしている。とんでもない。

【質問】の続き 住民の理解は、到底、得られるものではありません。
避難指示が解除されたとしても、帰還をあきらめる方向に拍車をかけるものです。
 私たちの要求の基本、大原則は、「元のきれいな大地に戻せ。元のきれいな自然に戻せ。」なのです。
やむを得ず、苦渋の思いで、「精一杯、除染をしてもらうしかない。」と、がまんを選択しているのです。
この住民の思い、願いを踏みにじる「除染方法の転換」は、断じて許されません。
20㎞圏内は、環境省直轄除染だからと指をくわえている訳にはいきません。
南相馬市として、環境省直轄除染にどう対応しますか。
市長は、どのように対応するのですか。

【答弁:除染担当理事】 高い部分を集中して取り除くことによって、全体の空間線量が低下につながるデータが取りまとめられたので、西部地区と比べて中・東部地区、原町区の除染方法を変更したと理解している。

【再質問】 そうなると、20㎞圏外は従来の方法でやり、20㎞圏内は手抜き除染をする差が生じてくる。
 0.23μ㏜/h以下であれば問題ないということではない。低ければ低いにこしたことはない。今さら、国直轄除染はそれで良いと市は指をくわえて見ているのですか。市長。

【答弁:除染担当理事】 20㎞圏外でも同様の方法で理解をいただくように進めてきている。

【再々質問】 遅れに遅れに遅れて除染をしている。当然、除染前地域でも線量は一定程度下がってきている。そのことをもって、もう大丈夫だから手抜き除染でいいよと言うことになってきているのです。
 何とか帰ろうか、どうしようかと迷っている人が、戻ることをやめることになってくる。ダメです。国の姿勢を変えるべきです。市長。

【答弁:市長】 面的には、すべての地域で除染をしてもらう。
 その中では0.23μ㏜/hを下回る除染方法は、当然違ってくる。

【再々再質問】 環境省は、「2016年3月までに除染を終わらせるためには、今までと同じことをやっていたのでは間に合わない。」と言っているのですよ。本末転倒なんです。こんなことを許しておいてはなりません。

  将来を見据えた住宅対策を
ⅰ 人材の長期的確保のための、実効ある住宅確保を

【質問】 看護師、介護スタッフが、決定的に不足しています。
 震災・原発事故前から活動していた企業・事業所のスタッフ、従業員も不足しています。新たに南相馬市で事業を展開しようとしても、人材が確保できない状況にあります。
 これには、原発事故が収束していない事を始め、様々な要因・原因があります。
 要因・原因のひとつに、住宅難があります。大学を卒業して地元、南相馬市に戻って仕事をしようと思っても、住むところが見つかりません。
 南相馬市での、昨年度からの「復興住宅施設建設促進補助事業」は、長期的人材確保の対策ではありません。
 除染・復旧作業員などの仮設的宿舎がどんどんと建設されている一方で、南相馬市の緊急的、かつ長期的人材確保のための、定住促進対策の、住宅施設が満たされていません。

・・・・ 2つ
 小高区の文化祭にちょっとだけ行ってきました。震災・原発事故前ほどのにぎやかさはありませんが、ほのぼのとした雰囲気と主催者・出店者の皆さんの小高再生を願う強い思いが伝わってくるものでした・・・・。
 仮設住宅での『かんいち懇談会』に行くと「チイ子さんは来ねのが~。」と、次々に言われました。ん~~、なんの集まりだっけ・・・・。
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なじょしてる通信 №352

№352 2014年10月19日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

9月15日現在
 市の復旧・復興は ①
 10月1日に開かれた南相馬市災害対策本部会議で報告された内容です。

避難状況

市外避難者 12,991人
市内仮設住宅入居者 5,117人
市内借上げ住宅等入居者 3,806人
 ※市内居住人口 53,201人
 (内訳)震災当時からの居住者 47,263人
     出生・転入者 3,888人
     他市町村からの避難者 2,050人

 ※他市町村からの避難者の内訳
  浪江町1,190人、飯舘村358人、大熊町204人、双葉町164人、富岡町96人、葛尾村12人、川内村6人、楢葉町11人、広野町4人、川俣町4人、田村市1人

除染
1.20㎞圏外(市が実施)
 ◆完了目標:2016年度末
 ◆生活圏除染実施済み面積:28%
行 政 区 仮置場 除 染
片倉、押釜、高倉、大谷、橲原、上栃窪、大原、馬場(雲雀が原を含む) 整備済 終了
大木戸(牛越)、長野(北長野・石神・北新田)、信田沢 造成・格納中 終了
深野、栃窪、小池、小山田、上太田、陣ヶ崎二、矢川原 造成・格納中 実施中
グリーンパーク周辺行政区(原町・高平地区) 設計・造成中 未実施
その他太田地区、大甕地区 区長・住民と協議中 未実施
 ◆農地除染実施済み面積:0.4%
 ◆農業用水路除染実施済み面積:2.1%

2.20㎞圏内(環境省が実施)
 ◆完了目標:2016年度末
 ◆除染実施率(7月31日現在)
対象数量 実施量 実施率
宅地 5,200件 93件 1.8%
農地 3,100万㎡ 24万㎡ 0.8%
森林 1,200万㎡ 88万㎡ 7.3%
道路 320万㎡ 0.92万㎡ 0.3%

行 政 区 仮 置 き 場 除 染
金谷、川房、大田和、神山、羽倉、大富、南鳩原、飯崎、片草、小高 地権者との契約が終了。
造成・搬入中。
実施中
角間沢、小谷、摩辰、北鳩原、小屋木、中部地区(片草・小高を除く) 地権者との契約が終了。
現在、造成・搬入中。 未実施
東部地区
(神山を除く) 地権者との契約が終了。
行津地区に設置。
現在、測量・設計中。 未実施
原町区 地権者と協議中 未実施
公共施設 (現地保管) 実施中

    
災害廃棄物処理
1.20㎞圏外(市が実施)
 ◆完了目標:2016年度末
 ◆災害がれき搬入率:84%
 ◆損壊家屋解体撤去率:84%

2.20㎞圏内(環境省が実施)
 ◆完了目標:2016年度末
 ◆災害がれき搬入率:48%
 ◆損壊家屋解体撤去率:23%
(318件/1,360件)
 ◆被災自動車撤去率:86%(732台/851台)

9月議会での
寬一の一般質問③

 私の一般質問は、9月11日に行いました。内容の要旨の続きは、以下の通りです。
  いい加減な除染を許すな
ⅰ 国は除染目標を0.23μ㏜/hから約2倍に引き上げようとしている。
譲歩すべきではない。


【質問】の続き やむを得ず、0.23μ㏜/h以下であれば我慢をするしかないと、しているにすぎません。本来は、元の大地、元の環境に戻すべきであります。「やむを得ず我慢」なのです。
 毎時0.23μ㏜/hを0.4~0.6μ㏜/hに引き上げて「よし」とする科学的、医学的に明確な根拠はありません。
 本末転倒です。「どうすれば0.23μ㏜/hを達成できるか」を投げ捨て、「除染を控えてもいいのだ」と、責任回避するものです。
 断じて許すわけにはいきません。
 また、市が除染の基準としてきた0.23μ㏜/hは市民に定着し、行政との信頼関係の土台となってきた経過があります。今になってこの基準を変更することは、市民が納得できるものではありません。この点からも、時間当たり空間線量を引き上げることは許されません。
 市長は、除染の最低限の目標を0.23μ㏜/hとすることを、国に対して強く求めるべきです。
 昨日の市長の答弁で、「方針を変えるつもりはない。国にも強く求めていく。」と、明確な答弁をしているので、答弁は求めません。

ⅱ 小高東部などは避難指示まで間に合わせるとして、手抜き除染をしようとしている。とんでもない。

【質問】 南相馬市が除染の目安・0.23μ㏜/hを堅持し、国にも認めさせることは「よし」といたします。
 一方、福島第一原発から20㎞圏内は、国が、環境省が、直轄除染をします。環境省は、除染目標を後退させることを実行に移そうとしています。
 6月29日、環境省による「小高東部地区除染説明会」が開催されました。
 環境省は、小高東部地区は低線量地域であると決めつけ、「屋根、壁などは汚れのひどい所だけ拭き取る。」汚れがひどいとは、泥が付着しているところだそうです。「庭の表土は、局所的汚染箇所だけ土壌の除去・入れ替えをする。」と、説明しました。今までの手法とは異なる手抜き除染をしようとしています。
 住民から「屋根の洗浄もしない、庭の表土の入れ替えもやらないという、今までよりも簡単な除染をするのはなぜか。納得できない。」旨の発言が続きました。
 これに答える環境省は、南相馬市の20㎞圏内、避難指示解除準備区域などの解除・帰還時期目標の2016年・平成28年4月前になる「2016年3月まで除染を終えるためには、今までと同じことをやっていたのでは間に合わなくなる。」と、言うではありませんか。

 本末転倒も甚だしい!!
 「精一杯の除染作業をしているが、2016年3月までに全部の除染が間に合わなかった。」結果、「解除が遅れる」と言うのであれば、少しは許せます。やむを得ず、許せる範囲です。
 時期に間に合わせるために「手抜き除染」に切り替えるというのは、どこの世界でも許されるものではありません。
 「工期までに間に合わないから、手抜き工事をやった。」などと、許せますか!!

とんでもない!!
 同時に、こんなことを言い始めたのは、先ほどの質問で質した「除染目標を、空間線量から個人被ばく線量に基づく除染に転換」このことにも、密接に関連するものであります。


ホッとしながらも なさけなし・・・
 台風19号は思っていたよりも少ない被害で、ホッとしました。でも、仮設住宅に避難しておられる方は、壁も薄い貧弱な作りですから、不安な一夜だったと思います。大丈夫だったでしょうか。
 私の場合、小高に住み続けることができていたら、嵐の被害実態把握と対策のために夜中でも東奔西走していたでしょうに。原発事故で避難させられていることは、事後に落ち着いての状況把握となり、なさけない思いもしています。

なじょしてる通信 №351

№351 2014年10月12日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

災害関連死 463人に
 10月1日現在の、南相馬市の災害関連死は463人に及んでいることが報告されています。
 震災時の直接死636人と合わせて、南相馬市の震災関係死亡者数は、1,099人になってしまいました。残念でなりません。
 隣の相馬市の災害関連死の方は、26人です。人口比率でみると、南相馬市の関連死は10倍にもなります。関連死の大半の原因が、原発事故であることは歴然としています。くやしいです。
 南相馬市民は、いまだに2万2千人の方が避難生活を強いられています。避難先で体調を崩すことなど無いように、どうぞご自愛ください。

9月議会での
寬一の一般質問

 私の一般質問は、9月11日に行いました。内容の要旨の続きは、以下の通りです。
  いい加減な除染を許すな
ⅰ 国は除染目標を0.23μ㏜/hから約2倍に引き上げようとしている。
  譲歩すべきではない。


【質問】 安倍政権は大きな矛盾に直面しているのです。
 アベノミクス戦略による「国土強靭化」や東京五輪のための大型公共事業の影響はまことに大きい。災害公営住宅や自宅を建設するための資材や人件費が高騰し、人手不足も深刻です。
 大震災からの復旧・復興を遅らせ、原発事故収束と除染を遅らせています。
 大震災・原発事故から三年半。「南相馬市民をはじめ、被災者に心を寄せる」政治への転換を願うものです。
 南相馬市と南相馬市議会は市民と力を合わせて、「市民に心を寄せた」南相馬市政を貫いていかなければなりません。 私は、その先頭に立っていくことをお誓い申し上げて、質問に入ります。

 国、環境省は、除染の進め方について8月1日、住民1人ひとりが実際に浴びる個人線量を重視する新たな方針を発表しました。
 これまで国は、追加被曝の長期的目標として年1㍉㏜未満を掲げ、これを生活様式に当てはめると空間線量にして毎時0.23μ㏜としていました。この数値を除染目標として、南相馬市も、大半の市町村も、これまで除染を進めてきて来ました。
 ところがここに来て、国と福島、郡山、伊達、相馬4市の勉強会の中間報告として、環境省が8月1日に、蓄積されたデータを基にしたとして、年間1ミリμ㏜は空間線量が毎時0.4~0.6μ㏜で「よし」とする内容での方針を示したのです。

 そもそも被曝する放射線量は、少なければ少ないほどいい。これ以下であれば大丈夫と言う「しきい値」は、ありません。
 年間1ミリ㏜、毎時0.23μ㏜以下であれば「大丈夫」と言う空間線量ではありません。


責任を持つ姿勢を・・・・
 10月2日の市議選立候補予定者の説明会には23陣営からの出席がありました。これ以外に1~2名の立候補の動きがあるとのうわさがありますが、定かではありません。定数は22議席です。いずれ少数激戦になることは間違いないようです。私の場合、地盤となる地域の全ての方が避難し続けています。どんな選挙活動をしたらよいのか、こまっちまってます。
 4日には、小高区耳谷の自宅と自宅周辺の具体的除染方法の説明があり、同意を求められました。大いに納得のいかない除染方法ですが、説明に来た方の責任ではないので、一応は同意しました。責任は国政、市政にあります。ここを正すしかありません。
 建物はいずれ壊れるものですが、大地は先人から預かり、子孫、未来の人に責任を持って渡していかなければならないものです。今の私が、私たちが責任を持たなければなりません。

なじょしてる通信 №350

№350 2014年10月 5日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

安倍首相所信表明
    異議あり !!

 9月29日の安倍首相による所信表明演説。どの分野でも、「南相馬市民・福島県民の置かれた現状を見ない」「市民・県民の声に耳を傾けない」安倍内閣の姿に、『異議あり』です。

高台移転・災害住宅では
 安倍首相は「岩手と宮城における高台移転や災害公営住宅の建設は、8割を超える事業がすでに始まっています」と復興の《加速》をアピールしました。しかし、設計段階に入っただけで「着手」とみなしています。
 まして、福島県には触れていません。
 復興庁の資料(8月末)では、防災集団移転(高台移転)に向けた造成工事の完了割合は22%、災害公営住宅の整備完了も11%にとどまっています。小高区の高台移転計画11か所全てが、希望者が少なくなって事業廃止になっていることを知らないとは・・・・。
 異議ありです。

原発では
 首相は「一日も早い福島の再生を成し遂げる」と主張する一方、福島第一原発事故の反省・教訓は語らず、深刻な汚染水問題には沈黙。
 「原子力規制委員会により求められる安全性が確保された原発は、その科学的・技術的な判断を尊重し、再稼働を進めます。」と明言し、南相馬市民・福島県民や原発ゼロを願う国民に背を向けました。
 九州電力・川内原発の再稼働にむけて、新規制基準に適合するとした規制委の審査書は、地域住民の避難計画を対象とせず、火山噴火の予知が困難などの問題点が専門家から指摘されています。
 首相の言う『科学的・技術的判断』とは程遠いものです。
 南相馬市では、原発事故で復興も遅れており、いまだに23,000人もの市民が避難し続けています。 
 異議ありです。

9月定例議会
 工場用地特別会計決算
不認定 多数

 9月議会では、前号まででお知らせした等議案45件(追加議案や議会の委員会提出議案を含む)が審議されました。
 この内、「2013年度工場用地等整備事業特別会計決算」は、多数決で『不認定(否決)』となりました。
 この特別会計は、下太田工業用地の造成・誘致にかかわることも含まれています。下太田工業用地の一部36,000㎡をジー・エム・ジー㈱に3億3千万円で売却する仮契約を結んでいました。しかし、ジー社が支払いをしなかったために、一般会計から繰り入れて特別会計の帳尻を合わせていたものです。ジー社との一連の対応と会計処理が適切でないとして、決算は不認定となりました。

◎決算不認定に⇒渡部、荒木、伹野、大山、田中京子、太田、山田、中川、鈴木昌一、田中一正、細田、
志賀、土田、西 一信、湊、
今村

●決算は認定を⇒奥村、鈴木貞正、水井、
竹野、小川、小林、西 銑治
    
避難で選挙費用も・・・・・
 現議員の任期最後の定例議会最終日26日の夕、議長主催での執行部との懇親会がありました。今期限りで勇退される議員もいる中で、中途退席する方もなく終始和やかな懇親会でした。でも、再度立候補する議員の方々は、それぞれ奥に秘めた闘志も感じられました?? わだすもですけんども。
 9回目の立候補になる私ですが、これまでのように小高区耳谷の自宅に選挙事務所を設けるわけにもいかず、原町区小川町39-1に設置することにしました。避難先、北新田のすぐ近くです。

9月議会での
寬一の一般質問➀

 私の一般質問は、9月11日に行いました。内容の要旨は、以下の通りです。
  いい加減な除染を許すな
ⅰ 国は除染目標を0.23μ㏜/hから約2倍に引き上げようとしている。
 譲歩すべきではない。


【質問】 大震災・原発事故から、ちょうど3年半となりました。その昨日、原子力規制委員会は、九州電力・川内原発1、2号機について、再稼働の前提となる規制基準に「適合」とする審査書を決定しました。
 命と安全を置き去りにし、福島事故の教訓を投げ捨て、新しい「安全神話」の押し付けになるものです。
しかし、安倍政権の原発固執路線、再稼働暴走路線は、大きな矛盾に直面しています。川内原発再稼働にあたって、カルデラ噴火の危険性を実質無視することや、住民避難計画を自治体任せにして、国や電力会社の責任を回避しているばかりではありません。

 今年は「稼働原発ゼロ」の夏になりました。これは、1966年7月に最初の商業原発が稼働してから数えると、実に48年ぶりの出来事です。
 安倍政権は、なんとか原発ゼロの夏は避けたかった。しかし、できなかった。ここには、南相馬市民をはじめとする国民の世論と運動の力が働いているからです。その力で、「稼働原発ゼロ」の夏になったのです。
5月21日の大飯原発運転差し止めを命じた福井地方裁判所の判決に続いて、8月26日、避難中に自ら死を選んだ川俣町の女性への賠償命令を下した福島地裁の判決は大変重要な判決となりました。
避難を強いられて家族がバラバラにされる。地域のコミュニティーもバラバラにされる。そういうもとで多大なストレスにさらされた。原発事故と自殺との因果関係をはっきり認めました。
 この二つの判決は、根本的に言えば、「人類と原発は共存できない」と言うことを示すことになったと思います。

なじょしようもなかった 
          なじょどがしたい
コラム集 ⑮


なじょどがしたい 3月19日
 原発事故発生から、1週間。
旧相馬女子高校舎に、多くの南相馬市民が避難している。小高区役所職員を中心に、夜を徹して対応に当たっている。

老夫婦だけで暮らしていた方。寒さもあって、疲れがひどい。
 突然の避難で体調を崩し、教室の床に寝たままで、起き上がれない方。
 多くの方から次々と、質問や要求が出てくる。

 その中、横になったままの小高区のMさんから、訴えられた。
下半身が不自由で、車イスでの生活を強いられていたが、突然の避難のため『丈夫な一般的な車イス』だけ持ち出してきたと言う。
「校舎は段差が激しく、避難も長期になりそうなので、持ち出した車イスだけでの生活は困難だ。オーダーメイドの軽量の車イスを、何とか小高から持ち出してもらいたい。」と懇願された。

 即、動く必要がある。
 住居玄関の鍵を預かった。

 いったん市役所に戻った際、いあわせた小川尚一議員に同行をお願いした。
 これまでの長い議員生活で、議員であることを表明して無理を言ったことは無かった。旧国道・鶴谷検問所で「市会議員の渡部と小川です。任務で小高に入ります。」と告げ、ここにきて初めて議員の地位を利用したことになった。

 警官は、ゲートを開け、敬礼で見送ってくれた。

 人っこ一人いない小高。車は、一台も通っていない。
停電をまぬがれた信号機だけが、忠実に機能している。信号を半ば無視して、通過。
 自販機のすべてが、開けられたままの商店がある。明らかに盗難だ。腹立たしい。

 車イスを無事確保。すぐに旧相馬女子高校舎に届けた。
 「礼は一切いらない。その分、将来、困っている人がいたら助けてあげて下さい。」と、告げた。

 それこそ多くの人が、すべての人が、困難な避難生活を強いられている。何とか無事に・・・・。

なじょしてる通信 №349

№349 2014年 9月28日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

9月定例議会 
「保育所入所選考 市はやらない」
条例制定に反対
 2015年4月から、子ども・子育て支援に関する新しい制度実施が予定されています。
 新制度により、市町村では新たな認可・確認事務を要することになるため、その基準を定める4件の条例を定めることになりました。
 そのうちの1件は「特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」です。
 この第6条では「保育所の定数を超える入所申し込みがあった場合、誰を選考するかの権限は、保育所にある。」ことになっています。これまでは、市が選考した上で、利用者の意向なども踏まえて保育所に入所をさせていました。
      
 これでは児童福祉法で定めている『市が申し込みを受けて選考し、保育所に委託する。』から逸脱するものです。

保育所に入所するためには
・これまで ⇒ 市に申し込み、市が選考
・これから ⇒ 市に申し込み、保育所が選考

 選考基準は条例で優先順位などを定めてあります。
 しかし、どこまで公正に行われるか、疑問が残ります。
 さらに、「『保育所は』市から委託を受けたときは、正当な理由がない限り、これを拒んではならない。」とありますが、これは「本則」ではなく、取って附けたように「附則」で定めています。
 審査を付託された文教福祉常任委員会で、「市の責任と権限を放棄するものである。」として、私だけがこの条例制定に反対をしました。

 市の復旧・復興は ②
災害公営住宅

事業箇所 戸数 事業完了 進捗状況







町 大町東:大町駐車場 80 14年12月 建設工事に着手
大町西:旧市立病院 40 14年12月 建設工事に着手
大町南:旧サティ 29 16年1月 工事発注準備中
集合住宅:栄町 33 16年3月 地権者と協議中
戸建住宅:萱浜 38 16年3月 工事発注準備中

鹿

島 西町 30 14年9月 建設工事に着手
西川原 28 14年3月 事業完了し、入居開始
西川原第二 32 15年6月 工事発注準備中



高 東町 20 16年2月 地権者と協議中
万ヶ迫 2 16年2月 工事発注準備中
集合住宅 18 16年2月 地権者と協議中


防災集団移転(避難指示区域)
 計画していた住宅団地全部の11地区を廃止し、新たに小高市街地への計画を2014年度中に検討する。


ちょっとでなく えっぺの応援
愛媛県伊予市に避難している翠(みどり)小学校4年生の孫娘から「運動会にちょっとの時間でも応援に来てください。」と手紙がありました。チイ子さんは何としても応援に行きたいと言います。市議選挙が間近でもあり躊躇しましたが・・・・。福浦中学校で応援団長をしていた私が応援しない訳にはいきません。急ぎ足の旅をしてきました。


なじょしようもなかった 
         なじょどがしたい
コラム集 ⑭


なじょどがしたい宮田川海(かい)口(こう)閘門(こうもん)⑤

 自衛隊員が、3門の水門をそれぞれ100回上げ下げした。しかし、5㎝の上昇位置以上には、どうしても上がらない。

 作戦を終えて市役所に戻った後、海口閘門を設計施工した「東海工業」の遠藤さんと電話で詳しく打ち合わせをした。
 開閉装置の過負荷時クラッチは、解除することができないと言う。
 私は、半ば本気、半ば冗談で「自衛隊が来ているので、ミサイルを撃ち込んで壊してもらうことも考えている。」と、伝えた。

 4月7日、東海工業から電話があった。「何とか方法を考え付いた。」「明日までに開閉するための手動ハンドルを製作し、届ける。」と言う。

 4月8日午前10時、東海工業が届けてくれた厚手の鉄板を加工した十字形をした2mほどのハンドルを持ち、第4次解放隊は出発した。
 小高区役所職員、自衛隊員、私に加え、竹野光雄議員も同行してくれた。

 閘門を上下させるギアボックスをそっくり外し、急ごしらいの十字ハンドルで力任せに開けてしまう作戦である。

 ギアボックスは、モーターが付いていることもあって200㎏を超える。吊り上げたり、支えておくための仕掛けは全くない。
 工具か足りずに、あるだけのもので悪戦苦闘をしてギアボックスを外す作業を、私と竹野議員が担った。
 ゴドンと外れたギアボックス。配線の束で下までは落ちなかったものの、すぐ脇の下は5mの水面。こわかった~~。

ギアボックスを外した。もう過負荷時のクラッチは無い。
1組4人がかり交替で自衛隊員が全力でハンドルを回す。
海口閘門は上がった。上がることが分かった。成功。

 南側20㎝、真ん中6㎝、北側20㎝だけ開けておくことにした・・・・・。
 それだけで、水はどんどんと海に流れていく・・・・・・・。

・・・・・・・これ以上開ければ、津波被害者が海に流出してしまう恐れも・・・・・・・。

 その後、何日も置かないで農水省などから借りた移動式大型ポンプも使いながら、井田川地内の全ての水を抜いた。
ポンプを回すエンジンの給油のために、区役所職員が昼夜交代でがんばってくれた。

 行方不明者の捜索がようやく実現できるようになった。
 行方不明者捜索は、狭い水路やヒューム管の中まで進め、考えられる全ての場所に及んだ。

 徹底捜索だけは終えたその後、現在(2011年12月)も小高区役所職員が、潮位にあわせて海口閘門の開閉をしている。
 しかし、移動式大型ポンプは取り払われた。2つの湛水防除施設(大型の排水ポンプ施設)は津波で破壊されたまま、復旧に手がかかっていない。
 井田川地内全部と、その上流の一部は水浸しに戻った。

 4度に及んだ宮田川海口閘門開放作戦途中、私たちは2遺体を発見している。浦尻で男性と思われる1遺体、下蛯沢で生後間もないであろう赤ちゃん1遺体。
どちらも、そこに吸い寄せられるように近づいて、私が発見した。

原発事故さえなければ、生きているうちに発見できた人も・・・・・・・・。
プロフィール

watanabekaniti

Author:watanabekaniti
▼1953年(昭和28年)
耳谷生まれ 57歳。
相馬農業高校農業科、福島農業短期大学農業科卒業
▼資格 農業改良普及員。 
▼福浦農協、小高町農協、そうま農協で営農指導員として勤務し、4年前に退職。
▼1972年豊かな農村を創りたいと願い、日本共産党に入党。
小高町連合青年団事務局長 
県農協労連副委員長を歴任。 
▼町・市議会議員30年。

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