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なじょしてる通信 №301

№301 2013年10月 6日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


なぜ今 議員定数削減
 9月議会最終日の26日、議員定数を2人減らして22人にする条例改正案が提出(提出者:小林正幸議員)され、賛成多数で可決されてしまいました。

 私は、提案に対して次の質問をしました。
・ ごく一部の市民が、削減を求めているのは承知している。しかし、私はこの声を直接聞いたことはな  い。
・ 議員に「頑張って」「議員、議会は何をやっているのか。」の声は多くあり、大きな期待が寄せられて いる。この期待に応えることが、議員定数削減ではないだろう。
・ 震災・原発事故後の市民の多様な要求、願い、思いを受け止め、市政や復旧・復興に反映していくべき 時に、削減して対応しきれるのか。

質問に答えきれず、点数とり
 次に私は、次の反対討論をしました。
 質問に的確に答えていない。正当な理由がないからだ。これでは市民の願いに応えていくことができない。
 提案者は自らのジレンマに対して、削減の点数とりだけに走ってしまっている。
 全市民が大変な思いで、市内生活と避難生活を送っている。全市民一人ひとりが震災・原発事故後、とんでもないドラマを経験している。さらに今後、一人ひとりが道のりの長い再建に向けての道を歩むことになる。
 市民一人ひとりに寄り添った市政が求められ、一人ひとりに寄り添った議会・議員活動が求められる。私ども議員に課せられている任務は、一人ひとりの要求、意見、願いをすべて把握し、受け止めていくことからスタートしなければならない。これは容易ではないことだ。特に、市民の半数以上がバラバラになって避難生活を送っている中だ。
 議員に課せられた任を全うするためには、全議員が血まなこになって市民の願いを拾い上げ、市民を救うことにある。市民の命とくらしを守りきることにある。
 このような時に、議員定数を削減すべきではない。減らしてしまえば、それだけ市民を守るべきことを見逃してしまいます。
 定数削減に断固反対します。

全会一致
 汚染水問題は国が全面的責任を 意見書
 9月議会の最終日に全会一致で可決され、提出された意見書です。

「非常事態」となっている東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題は国が全面的に責任を持ち政府直轄で解決することを求める意見書
 今、東京電力福島第一原子力発電所敷地内では毎日1千トンもの地下水が流れ込み、1日推計300トンの汚染水が海洋に流出するという、深刻な事態になっている。これまで基準値内と発表していたトリチウム(三重水素)が、観測用井戸から採取した水に基準値を超える高濃度で検出されたことは重大である。このような事態の中で、待ちに待っていた県内漁業者の試験操業は一時延期を余儀なくされ、市民のみならず多くの県民、国民が原発事故の影響を不安に思っている。
 一方で安倍総理は、国際オリンピック委員会(IOC)総会のプレゼンテーション及び質疑応答で「状況はコントロールされている」「汚染水による影響は港湾内で完全にブロックされている」「健康問題はこれまでも現在も将来も全く問題ないと約束する」などと述べた。
 しかし、安倍総理の発言は、事実に反する重大な問題があると考える。
 一つは、現実には地上タンクからは大量の高濃度汚染水が漏れ、地下水を汚染し、湾内外を汚染している事実がある。汚染水が防波堤の開口から外洋へ流出していることは誰の目にも明らかであり、「コントロール」「完全にブロック」などされているとは言えない。
 二つは、健康問題は「全く問題ない」どころか、原発事故から2年半が過ぎた今でも「災害関連死」は南相馬市だけでも431人、福島県内では1,515人となり、原発事故関連死は今もふえ続けている事実がある。また、放射線被曝による健康被害は、市民のみならず県民、国民の大きな不安をもたらしていることも事実である。
 多くの市民が先の見えない避難生活に苦しい日々を送っていること、南相馬市に戻った市民が大きな不安を抱えつつ生活していることの認識が希薄だとしか思えない。安倍総理と政府、国会は「現場の声」を真摯に聞くべきである。復旧・復興が遅々として進まない現状を見るとき、福島をあまりにも軽視する政府、東京電力に憤りを禁じ得ないと同時に、安倍首相の無責任な発言に強く抗議するものである。
 よって、政府は汚染水対策を国際公約した以上、東京電力任せにすることなく、「非常事態」という認識を持ち、事故「収束宣言」を撤回し、政府が全責任を持ち解決するよう強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成25年9月26日
                  福島県南相馬市議会議長
衆参両院議長、総理大臣、官房長官、文部科学・経済産業・環境・復興の各大臣あて

災害関連死 436人に
 10月2日現在の、南相馬市の災害関連死は、更に5人増えて、436人に及んでいます。9月18日に開かれた審査委員会の結果によるものです。
 震災時の直接死636人と合わせて、南相馬市の震災関連死亡者数は1,072人になってしまいました。残念です。

市内居住者は51,188人
 9月26日現在の市内居住者は、51,188人になっていることが公表されました。
これは、一般的に言われる南相馬市の人口ではありません。市内の仮設住宅や借り上げ住宅に住んでいる市民を含むとともに、他市町村からの仮居住者1,929人も含まれます。
内訳(9月1日現在)は以下の通りです。
・ 浪江町 1,120人
・ 飯舘村  354人
・ 大熊町  188人
・ 双葉町  141人
・ 富岡町   76人
・ 葛尾村   15人
・ 川内村   14人
・ 楢葉町   10人
・ 広野町   5人
・ 川俣町   5人
・ 田村町   1人

要介護・要支援認定者増加
 避難生活が長引くなどの要因で、さらに要介護・要支援の市民が増えてきています。
認定者の状況(2013年8月末現在)
震災直前 13年8月 比 率
要支援1 262人 454人 173%
要支援2 328人 459人 140%
要介護1 360人 540人 150%
要介護2 461人 559人 121%
要介護3 348人 495人 142%
要介護4 535人 595人 111%
要介護5 467人 396人 85%
合 計 2,761人 3,498人 127%

   

ごめんなさい ありがとう
 旧小高町の年間予算は、50億円程度でした。震災前の南相馬市の予算は、合併特例が続いている中でも300億円程度でした。それが2012年度予算は復旧・復興・除染のために、1,025億円(補正を含む)に膨らんでいました。
 結果は、着工のめどさえ立たずに3月に480億円の減額補正、決算で102億円を翌年に繰り越し、90億円の不用額を出してしまう始末でした。
 議会の大切な役割に「執行機関を監視・評価する」があります。予算を提案したことに対して「ゴーサイン」を出した責任もあります。1000億円を超える予算とは言え、きちんと執行を監視できなかった議会の責任が伴います。
 当分の間は大規模予算が続くことが予測される南相馬市で議員定数を削減してしまって、議会の権能をきちんと発揮できるのでしょうか。はなはだ疑問です。
 「なじょしてる通信」300号を記念して、ある方からA4用紙3箱(7,500枚)が寄贈されました。先日は別な方から「靴を履きつぶしたのは大変でした。このお金で新しい靴を。」とカンパをいただいています。ありがとうございました。へたなごとゆうどめいわくかげるごとがわがりますた。
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プロフィール

watanabekaniti

Author:watanabekaniti
▼1953年(昭和28年)
耳谷生まれ 57歳。
相馬農業高校農業科、福島農業短期大学農業科卒業
▼資格 農業改良普及員。 
▼福浦農協、小高町農協、そうま農協で営農指導員として勤務し、4年前に退職。
▼1972年豊かな農村を創りたいと願い、日本共産党に入党。
小高町連合青年団事務局長 
県農協労連副委員長を歴任。 
▼町・市議会議員30年。

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