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なじょしてる通信 №374

№374 2015年 4月19日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471

「脱原発都市」を宣言
3月定例議会最終日の閉会にあたる市長あいさつの中で、下記「脱原発都市宣言」をしました。

南相馬市告示第29号
 脱原発都市宣言を次のように定める。
 平成27年3月25日
脱原発都市宣言
 2011年3月11日、東日本大震災により南相馬市は未曽有の被害を受けた。
 さらに東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い6万人を超える市民が避難を余儀なくされ、多くの市民が避難の中で命を落とした。
 家族をバラバラにされ、地域がバラバラになり、まちがバラバラにされ、多くが放射線への不安を抱いている。
 南相馬市は世界史的災害に立ち向かい復興しなければならない。
 未来を担う子どもたちが夢と希望を持って生活できるようにするためにも、このような原子力災害を二度と起こしてはならない。
 そのために南相馬市は原子力エネルギーに依存しないまちづくりを進めることを決めた。
 南相馬市はここに世界に向けて脱原発のまちづくりを宣言する。

議決事項にすることにはまとまらないままでした。
 また、宣言内容を議会でも吟味し、市民総意の宣言にしようと努力しましたが、「脱原発」の文言は避けるべきだなどと主張する議員もおり、これもまとまらないままでした。
 結果、市長権限での告示になったものです。
 
主な当初予算は  

・農地農業用施設維持保全交付金
1億6,501万円

・営農再開支援補助 15億1,263万円
  土壌改良資材の調達、畦畔等の修繕、カメムシ防除支援、水田漏水対策など。

・津波被災農地保全管理補助3億7,093万円
  20㎞圏外の保全管理作業補助。

・農地等復興基盤整備の市負担金
5億926万円
  八沢、右田海老、真野、金沢北泉、原町東、原町南部の整地工やパイプライン工の市の負担金(11.25%)。受益者負担金0%。
   
・植物工場整備事業 18億1,793万円

・真野川漁港共同利用施設整備4億422万円
  作業保管施設、水産物鮮度保持施設、水産物荷さばき施設、海水処理施設。

・ため池保全再生事業 1億9,800万円
  ため池内の放射性物質拡散防止対策の実施。本年は水質調査、底質調査、空間線量調査。

・旧警戒区域内農地保全管理6億4,177万円
  小高区5.1億円、原町区1.3億円。

・森林再生事業 5億7,964万円
  森林・林業の再生を図るため、間伐等の森林施業と路網等の整備を一体的に実施。

・活力ある商店街支援補助 1,125万円
  空き店舗を利用し、創業する事業者に店舗賃貸料(最長2年間)、改装費を対象に補助。限度額あり。

・企業立地促進助成金 2億8,000万円
  工場を新・増設した企業に、新規雇用者数に応じて助成金交付。

3月議会での
寬一の一般質問
 私の一般質問は、3月9日に行いました。内容要旨の続きです。
 
 20㎞圏内避難指示解除目標
2016年4月をどうする

ⅰ 解除の大前提は除染の完了だ。除染が遅れているが、解除目標まで完了できるのか。
【再質問】 環境省は生活圏の除染完了目標を来年、2016年3月と定めています。一方、農地の除染完了目標時期はさらにその1年後の、2017年3月です。
 解除をする20㎞内の大半は、農村地帯です。宅地とその周辺だけを除染したとしても、周囲の農地からの放射線被ばくは免れません。まして、除染もしない農地に近づくなと言うのでしょうか。農業を再開するなと言うのでしょうか。
 避難指示解除するということは、宅地とその周辺、環境省で言う生活圏だけの除染で済まないことは当然です。農地、周辺の森林も含め、除染を完了していなければなりません。
 生活圏は完了したとして、当たり前の生活に戻れと言うのですか。

【答弁:復興企画部理事】 小高区の線量の高い西部地区は、生活圏、農地ともに来年3月までに完了させると計画されている。
 生活時間の多くを占める宅地等の線量低下が図られ、より安全な環境が徐々に整っていくと考えています。

【再々質問】 今から戻らなければならない住民にとっては、それで安心しなさいと言うのは簡単に行くものではありません。
 さらに十分な検証・検討を求めておきます。
 除染問題でさらに再質問いたします。
 2月25日、小高区小谷地内において、除染廃棄物が埋設されていることが明らかになりました。現在、その違法性や、原因究明のための検証が行われている所で、全容についてはまだ明らかにされておりません。
 私は、その現場にすぐ行きまして、この事件の一部を確認してきました。なぜこんなことをやったのか。現段階では私の推測ではありますが、「除染作業を急ぐあまり、請け負った地区の除染を1日も早く終わったことにしよう。」という動機があったのではないかと思っています。
 いずれ、いい加減な、手抜きの除染がまかり通っていた事実は隠しようがありません。
 国、環境省の直轄除染であるから、南相馬市の行政は関係ないとは言えません。市民が生活する場所の除染です。市民に代わって環境省の仕事を監視すべきです。いかがですか。
 それでなくても、環境省は自らの事業を持って仕事をしたことがほとんど無い省庁です。これまでは、環境を守るという名目での、管理・監督、指示、許認可などを業務としていた部署です。除染を実施している事業者主体であるという認識にはなかなか立てないまま、仕事をしています。
 その姿勢は、3月2日の市議会全員協議会での環境省説明文書に端的に表れています。
 「原因究明、再発防止の対応をきちんとやっていきます。」とれば、今後に期待もできます。しかし、出された文書には「原因究明、再発防止の対応を指示した。」とあるんです。今、環境省は「指示」する立場ではありません。自ら仕事をする、事業主体なんです。本末転倒も甚だしい。
 これでは安心して仕事を任せることは出来ません。市は市民に代わって、環境省を監督、監視する姿勢で臨む必要があります。

全ての人にドラマが
 相馬という土地は、都会から見れば小さな田舎の都市にすぎません。
 しかしここには東日本大震災後、社会が混迷する中、自らが家を流され、家族を失っているにもかかわらず、放射線に対する恐怖と闘いながら、住民の健康を守りきった多くの誇り高き医療人がいます。
 相馬の医療には、技術のみに走りがちな最先端の医療が忘れ去ったもの、医療を行う側のやさしさ、医療を受ける側のあたたかさ、そして医療人としての誇りとそれを実践する強さが残されています。
 これからの3年間、それらを吸収し、やさしさと強さを併せ持ち、我々が将来を託せる、たくましい若者になってくれることを切望します。
 以上は、私も出席した4月7日の相馬看護専門学校入学式での学校長式辞の一節でした。その原稿の写しをいただき、今ここに書き写しながら、また涙が出てしまいました。わだしも歳とっちまったんだべか゜。
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プロフィール

watanabekaniti

Author:watanabekaniti
▼1953年(昭和28年)
耳谷生まれ 57歳。
相馬農業高校農業科、福島農業短期大学農業科卒業
▼資格 農業改良普及員。 
▼福浦農協、小高町農協、そうま農協で営農指導員として勤務し、4年前に退職。
▼1972年豊かな農村を創りたいと願い、日本共産党に入党。
小高町連合青年団事務局長 
県農協労連副委員長を歴任。 
▼町・市議会議員30年。

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