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なじょしてる通信 №235

№235 2012年 4月15日発行 
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
 小高区耳谷小泉23 渡部一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471


お粗末 新たな区域説明会
 4月16日から、原発避難指示区域の新たな設定が行なわれます。20㎞圏内のために自分の家にすら立ち入ることが禁止されていたものが、解除されます(小高区金谷の1世帯を除く)。但し、住むことは禁止です。
 これに先立って、4月7、8、9日に市民説明会が開かれました。7日は道の駅南相馬を会場に開かれ、私も出席してきました。

会場に入りきれず
 続々と市民が集まってきて、イスはすぐに埋まってしまいました。イスを前に詰めて、立ち席にぎゅうぎゅう詰めにしても、入りきれない人が多数出てしまいました。
 あきらめて帰っていった人も大勢。
 1年以上も立ち入ることができずに、これからの生活に大きな不安を抱えている市民は、いちるの期待を持って説明会場に足を運んでいます。会場設定に甘さがあったと言わざるを得ません。

スケジュール示されず
 水道、下水道、電気、道路などのインフラの復旧は、どの地域がいつまでの見通しなのか示されませんでした。 除染やガレキ処理の見通し、仮置き場の見通しなども、国が直轄でやることだからとして、具体的には何も示されないままです。
 区域の新たな設定で規制なく立ち入る際の注意事項の説明は当然ですが、「市民説明会」を開催するに当たっては、概要であってもスケジュールを示すべきでした。

なによりも原発は
 肝心の原発がどうなっているのかも分かりません。
 市としては説明のしようがないにしても、国や東電からの出席も求めての「説明」があってしかるべきです。
 政府は、新たな区域の設定で『原発は収束した。』『原発はもう安全だ。』と言いたいのでしょうが、とんでもありません。
 原発の再稼動のために、私達の命とくらしを犠牲にすることはできません。

避難市民に相談の姿勢なし?
 市民説明会は、警戒区域とされて強制的に避難させられた市民全員に、説明されなければなりません。
 しかし、開催通知は市内仮設住宅に通知が投げ込まれたのと、携帯電話の防災メールで表示しただけでした。
 何よりも、決まってしまったことを国の代弁者のように、説明するだけの「説明会」でした。
 区域の見直しについて「市民と相談する」「市民の意見を聞く」という姿勢はありませんでした。
 残念です。

野田内閣再稼動へ強硬姿勢
根本問題放置のまま
 野田内閣は新たな「基準」なるものを持ち出して大飯原発(福井県)の再稼動へ強硬姿勢を示しています。
 福島原発事故の原因究明と検証という根本問題を放置して、抜本対策無しで再稼動に突き進む政府と電力業界の姿勢は、原発ゼロを願う南相馬市民、福島県民の思いとは相容れません。

対策は中長期の課題
 野田首相は、ストレステストに代わる新たな「再稼動基準」の作成を指示し、提出させました。
 しかし、これらの対策は「今後取り組むべき」「中長期」の課題で済ませており、その実施計画は3~4年後とされています。見切り発車です。
 しかも、まともな原子力規制機関が存在しない状況が放置されたままです。

※原子力安全・保安院は本来、3月31日付けで廃止され、新「規制庁」に吸収されるはずでした。それすらしないまま、「新基準」を作らせました。

 政府はこの1年間、なにをやっていたのか。国が責任を持って事故原因を究明し、検証する十分な体制すらまだできていない。
 「政治判断」で原発を再稼動させる危険。政治家に責任が取れる問題ではない。

一の一般質問④
 一般質問内容の要旨の続きの続き続きです。

Ⅰ 収束していない原発事故からの緊急対応策を
 ① 安定ヨウ素剤を今すぐ全世帯に配備を (の続きの続きの続きです。)
【質問】 3ヶ月前の12月議会一般質問で私は、ヨウ素剤を速やかに全世帯に配備すべきであることを提言、指摘した。
 答弁では「指摘のあった方法等について、今後どんな方法がよいのか、改めて検討する。」とされてきた。
 どのように検討し、どのように配備をすることになったのか。
 一般質問2週間後、12月21日には、南相馬市災害対策本部名で「原子力災害時における避難計画、及び同実施計画」が発令されている。
 この中には、「安定ヨウ素剤の配布」にも踏み込んでいる。
 私の12月議会で質した内容は、全く生かされていない。
 どんな検討をしたと言うのですか。改めてお伺いします。

【答弁】国の原子力防災指針の見直しで、現在検討されていると聞いている。
 副作用や投薬指示のあり方など、まだ課題もあり、国の状況を踏まえて対応していく。

【再質問】 3ヶ月も何をやっていたのか。危機管理がなっていない。
 「市避難計画」での「安定ヨウ素剤の配布」は、「避難場所及び避難区域外の適切な場所において」とある。具体的には、避難区域外のスクリーニングポイントでの配付、避難集合場所での配付になっている。
 時間的に全く間に合わない。
 但し書きで、「国本部及び県本部から配付方法について指示があった場合は、その指示に従うものとする。」これは何を意味しているのか。さっぱり理解できない。
 ましてや、昨年3月12日の対応を見れば、国、県は、何の役にも立たなかった。ヨウ素剤をただ単に置いていっただけだ。
 なぜ、市独自に事前配備・各世帯配備できないのか。

【答弁】配付は有効だと国も踏まえているようだ。
 しかし、投薬指示の基準、誰が指示を出すのか。状況を見ながら対応を検討していく。

【再々質問】 副作用は下痢か嘔吐とされている。誰が責任を取るかなどの問題ではない。
 南相馬市は、国、県の下請け機関ではありません。南相馬市民の命と暮らしを守る直接の責任がある。国の方針が示されないから、県の規定にないからと手を下さないわけには行かない。
 「国、県のいうことをきく」と言う姿勢ではなく、市民のために「国、県に市の言うことをきかせる。」ことが必要だ。不可欠なのです。
 そういう姿勢に立っているのか。基本的姿勢について改めて伺う。

【答弁】一刻も早く、専門的知見を提供するよう申し入れている。
《次号に続く》

笑顔だか、心は怒り  そして言い訳
 4月6日、福浦小学校入学式。新入生は3人。何事もなければ本来の入学生は10数人のはず。この現実に悲しみと深い怒りを覚えるのは私だけではない。

 小高赤坂病院から東京都立松沢病院に移送されていた叔父:芳光。4月3日、松沢病院の都合で退院して群馬県前橋市の病院に移送し、お願いしてきた。
 病身の叔父の移送と、日帰りでの走行距離800㎞に疲れたのか風邪をひいてしまい、先週の「なじょしてる通信」はお休みしてしまいました。言い訳です。

 4月8日は元気になって、「常磐高速道路 南相馬市IC~相馬IC開通記念式典」を欠席して、福島大学で開かれた「原発と人権:全国研究・交流集会」に行ってきました。
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プロフィール

watanabekaniti

Author:watanabekaniti
▼1953年(昭和28年)
耳谷生まれ 57歳。
相馬農業高校農業科、福島農業短期大学農業科卒業
▼資格 農業改良普及員。 
▼福浦農協、小高町農協、そうま農協で営農指導員として勤務し、4年前に退職。
▼1972年豊かな農村を創りたいと願い、日本共産党に入党。
小高町連合青年団事務局長 
県農協労連副委員長を歴任。 
▼町・市議会議員30年。

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