なじょしてる通信 №248
№248 2012年 8月12日発行
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471
避難指示区域 財物賠償に異議あり
東京電力は7月24日、避難指示区域内の賠償の考え方を示しました。その概要は新聞記事等で見ていると思います。
現在の避難指示解除準備区域などの避難指示が、今後解除された時に自宅に戻る意思があり、なおかつ住宅等の損傷がほとんどない場合は、東電の財物賠償でも我慢できる場合もあるかもしれません。
しかし、多くの方は救われません。
特に建物賠償に問題
建物賠償は、新築後の経過年数で減じられることになっています。
① 避難後に家屋の傷みが激しく、原発事故が収束していないことなどから、この地に住むことをあきらめて移住 しようにも、新たな家屋を求める金額には賠償金はとうてい不足してしまいます。
② 上記は、6年以上戻ることができないとされる「帰還困難区域」での例です。
「居住制限区域」は3年間とみなされ、50%に減じられます。
「避難指示解除準備区域」は、2年間として33%まで減じられてしまいます。
移住などは、なおさら無理です。
③ 「避難指示解除準備区域にも入らない地」は、何の賠償もありません。
自主移住は「勝手にどうぞ。」で終わりです。
④ 登記されている建物だけの賠償です。住宅は登記していても、物置は登記していない例もあります。まして や、住宅そのものも登記していない家庭が多くあります。
小高区の場合、半数以上の住宅は登記されていないと推測されます。
再取得価格で賠償を
これまでの住宅と同等の建物を新築・購入する場合の金額(再取得価格)で、賠償すべきです。
古い家は賠償が少ないのでは、生活の再建などとうていできません。
寬一の一般質問⑤
私の一般質問は、6月20日に行いました。内容の要旨の続きです。
Ⅲ スポーツドーム建設を
【質問】 本年春、市内各小学校は2年ぶりに運動会が開催された。
福浦小学校運動会、5月12日、鹿島小学校校庭で開催。
金房小学校・鳩原小学校合同運動会、5月19日、鹿島中学校校庭で開催。
小高小学校運動会は、5月26日、鹿島中学校校庭で開催されている。
自らの学校で学べないばかりか、運動会の日程を学校間で調整して開催するという、こんなことがいつまで続くのか。それも、校庭で運動会を開催することに、不安を持ったままでの開催だ。
これは、小高区の学校だけの問題ではなく、南相馬市内の全ての学校での問題であり、不安が絶えない事態が続いている。
子ども達が外で遊ぶことに大きな不安を抱え、子どもたちの心身の発達が大きな問題になっていること、子ども達がのびのびと身体を動かして遊びまわる、屋内での遊びの場所を緊急に確保すべきであることは、荒木千恵子議員の一般質問で明らかにされ、強く求められている。
私は、緊急避難的な遊びの場だけではなく、半ば恒久的な屋内運動場を求め、提言するものだ。放射能に脅えることなく、天候に左右されずに、小・中学生、高校生はもとより、大人も、十分な広さを持った場で、自由にのびのびと運動をし、身体を動かす場が必要だ。
悲しく、くやしい 登録抹消・・・
私の携帯電話への番号登録は、1,000件までできますが、今年初めに1,000件に到達してしまいました。
津波などで亡くなってしまった方の番号を抹消せざるを得ませんでした。
夏の初めに、又1,000件になってしまいました。
今度は、当分は自宅に戻ることのない、小高のみなさんの自宅の電話番号を抹消しました。
涙をとめどもなく流しながら。
日本共産党 南相馬市議会議員 議会報告
小高区耳谷小泉23 渡部寬一
原町区北新田本町98-4新田ハイツ2号 携帯 090 2993 1471
避難指示区域 財物賠償に異議あり
東京電力は7月24日、避難指示区域内の賠償の考え方を示しました。その概要は新聞記事等で見ていると思います。
現在の避難指示解除準備区域などの避難指示が、今後解除された時に自宅に戻る意思があり、なおかつ住宅等の損傷がほとんどない場合は、東電の財物賠償でも我慢できる場合もあるかもしれません。
しかし、多くの方は救われません。
特に建物賠償に問題
建物賠償は、新築後の経過年数で減じられることになっています。
① 避難後に家屋の傷みが激しく、原発事故が収束していないことなどから、この地に住むことをあきらめて移住 しようにも、新たな家屋を求める金額には賠償金はとうてい不足してしまいます。
② 上記は、6年以上戻ることができないとされる「帰還困難区域」での例です。
「居住制限区域」は3年間とみなされ、50%に減じられます。
「避難指示解除準備区域」は、2年間として33%まで減じられてしまいます。
移住などは、なおさら無理です。
③ 「避難指示解除準備区域にも入らない地」は、何の賠償もありません。
自主移住は「勝手にどうぞ。」で終わりです。
④ 登記されている建物だけの賠償です。住宅は登記していても、物置は登記していない例もあります。まして や、住宅そのものも登記していない家庭が多くあります。
小高区の場合、半数以上の住宅は登記されていないと推測されます。
再取得価格で賠償を
これまでの住宅と同等の建物を新築・購入する場合の金額(再取得価格)で、賠償すべきです。
古い家は賠償が少ないのでは、生活の再建などとうていできません。
寬一の一般質問⑤
私の一般質問は、6月20日に行いました。内容の要旨の続きです。
Ⅲ スポーツドーム建設を
【質問】 本年春、市内各小学校は2年ぶりに運動会が開催された。
福浦小学校運動会、5月12日、鹿島小学校校庭で開催。
金房小学校・鳩原小学校合同運動会、5月19日、鹿島中学校校庭で開催。
小高小学校運動会は、5月26日、鹿島中学校校庭で開催されている。
自らの学校で学べないばかりか、運動会の日程を学校間で調整して開催するという、こんなことがいつまで続くのか。それも、校庭で運動会を開催することに、不安を持ったままでの開催だ。
これは、小高区の学校だけの問題ではなく、南相馬市内の全ての学校での問題であり、不安が絶えない事態が続いている。
子ども達が外で遊ぶことに大きな不安を抱え、子どもたちの心身の発達が大きな問題になっていること、子ども達がのびのびと身体を動かして遊びまわる、屋内での遊びの場所を緊急に確保すべきであることは、荒木千恵子議員の一般質問で明らかにされ、強く求められている。
私は、緊急避難的な遊びの場だけではなく、半ば恒久的な屋内運動場を求め、提言するものだ。放射能に脅えることなく、天候に左右されずに、小・中学生、高校生はもとより、大人も、十分な広さを持った場で、自由にのびのびと運動をし、身体を動かす場が必要だ。
悲しく、くやしい 登録抹消・・・
私の携帯電話への番号登録は、1,000件までできますが、今年初めに1,000件に到達してしまいました。
津波などで亡くなってしまった方の番号を抹消せざるを得ませんでした。
夏の初めに、又1,000件になってしまいました。
今度は、当分は自宅に戻ることのない、小高のみなさんの自宅の電話番号を抹消しました。
涙をとめどもなく流しながら。
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